草雲雀 (実業之日本社文庫)電子ブックのダウンロード

草雲雀 (実業之日本社文庫)

によって 葉室 麟


4.2 5つ星のうち(8人の読者)

草雲雀 (実業之日本社文庫)電子ブックのダウンロード - 内容紹介 りり、りり、りり…… 草雲雀は恋の歌を唄う―― 媛野藩の藩士、栗屋清吾は女中のみつと深い仲になるが、 妻として娶ることは周囲から認められていない。 そんな折、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。 伊八郎が藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要という。 子を持ちたいというみつの願いに応えるため引き受けた清吾を、 伊八郎と対立する派閥からの刺客が次々と襲う。 秘太刀「磯之波」で迎え撃つが……。 ひとはひとりでは生きていけませぬ―― 愛する者のため剣を抜いた男の運命は!? 葉室麟さん 没後1年 感涙の時代エンターテインメント! 内容(「BOOK」データベースより) 媛野藩の藩士、栗屋清吾は女中のみつと深い仲になるが、妻として娶ることは認められていない。そんな時、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。伊八郎が藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要だという。子どもを持ちたいというみつの願いに応えるため引き受けたが、伊八郎と対立する派閥からの刺客が次々と襲い掛かり…。 著者について 1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。16年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞。主な作品に『秋月記』『恋しぐれ』『川あかり』『散り椿』『霖雨』など多数。17年逝去。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 葉室/麟 1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。12年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。16年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞。17年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る

草雲雀 (実業之日本社文庫)の詳細

本のタイトル : 草雲雀 (実業之日本社文庫)
作者 : 葉室 麟
ISBN-10 : 4408554537
発売日 : 2018/12/6
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 26.6 (現在のサーバー速度は28.79 Mbpsです
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武士とはいえど三男坊では家督を継げず、清吾は町道場の師範代を勤めて小遣いを稼ぐばかりの部屋住みの身だ。養子に請われるほどの学問や算盤の才能もない。唯一、剣の腕だけは確かなのだが、それを売り物にするほどの図々しさがない。表向き、妻には出来ないが女中のみつと良い仲になり、うっすらと幸せが見えてはきたが、子を成すことは禁じられ未来は見えてこないままだ。そんなある日、友人の伊八郎に「お前の腕が必要だ」と懇願され、清吾は自分とみつの未来をかけて、家中の勢力争いのど真ん中に飛び込んだ。人付き合いが苦手で口下手、なんとなく優柔不断と思わせる一方、剣を取らせては快刀乱麻を断つが如き果敢さを見せる、清吾。とても同一人とは思えぬギャップのあるキャラクターで、弁舌巧みな伊八郎と好対照だ。手練手管の限りをつくす老獪な藩政の中枢も、清吾の朴訥なキャラクターを際立たせている。ほかにも夢と現実、本音と建て前、大丈夫と匹夫などいろいろな対比が盛りだくさんの一冊だ。

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