パウル・ツェラン全詩集〈3〉 epubダウンロード

パウル・ツェラン全詩集〈3〉

によって パウル ツェラン


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パウル・ツェラン全詩集〈3〉 epubダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 喪失からの出発。言語の解体。そして誰でもないものへの問い。ツェランの詩は、他者への回路を失った現代人の深部に谺する。処女詩集『骨壷たちからの砂』、『時の屋敷』『補遺詩篇』などを収録。

パウル・ツェラン全詩集〈3〉の詳細

本のタイトル : パウル・ツェラン全詩集〈3〉
作者 : パウル ツェラン
ISBN-10 : 4791790839
発売日 : 1992/07
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 29.21 (現在のサーバー速度は22.86 Mbpsです
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ドイツ文学の詩人で、ヘルダーリン、リルケと続く純粋詩人の系譜を戦後唯一継承できた詩人は、パウルツェランである。ルーマニアに生まれ、母語がドイツ語であったが故に、ドイツ語で詩作を生涯続けたが、強制収容所で両親を亡くし、自らの運命と戦い続けたが、1970年セーヌに投身せざるを得なかった。代表作は「死のフーガ」、その力強い詩語の連綿に対照的な漆黒のユーモアとアイロニーをもったフーガは、アドルノではないがアウシュビッツ以後に抒情詩がいかに残酷すぎるかを、作品自体が語っている。ツェランの作品は難解である。それは彼が10ヶ国語近い外国語に親炙したポリグロットであり、その才を活かして多くの外国語文学をドイツ語に翻訳し続けたことも影響していよう。そのツェランを個人単独で訳出された訳者の力量に頭をたれずにはおれない。大変な力作である。なお訳者は中村草田男さんのお孫さんである。

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