チョコレートの真実 [DIPシリーズ]オンラインブックダウンロード
チョコレートの真実 [DIPシリーズ]
によって キャロル・オフ
4.3 5つ星のうち(23人の読者)
チョコレートの真実 [DIPシリーズ]オンラインブックダウンロード - 内容紹介 世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実がある。――カカオ生産の現場で横行する児童労働の実態や、巨大企業・政府の腐敗。今なお続く「哀しみの歴史」を気鋭の女性ジャーナリストが危険をおかして取材した、「真実」の重みが胸を打つノンフィクション。●カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない。 世界最大のカカオ豆の輸出国、コートジボワール。密林奥深くの村を訪れたカナダ人ジャーナリストのキャロル・オフは、カカオ農園で働く子供たちに出会う。子供たちは自分たちが育てた豆から何が作られるのかを知らない。自分に課された過酷な労働が、先進国の人々が愛するお菓子であることも、チョコレートが何なのかさえも――。 マヤ・アステカの時代に始まるチョコレートの魅惑の歴史。そのなかで生まれ、今なお続いている、過酷な「児童労働」の実態と、巨大企業や政府の腐敗。その背景にある貧困と民族間対立。そして私たち先進国の消費者の行動は、この問題にどう関わっているのか?・・・本書は、この“世界で最も愛されるお菓子”の裏にある「苦い真実」を、さまざまな角度から明らかにする。●カバー折り返し部分 「私の国には学校へ向かいながらチョコレートをかじる子供がいて、ここには学校にも行けず、生きるために働かなければならない子供がいる。少年たちの瞳に映る問いは、両者の間の果てしない溝を浮かび上がらせる。なんと皮肉なことか。私の国で愛されている小さなお菓子。その生産に携わる子供たちは、そんな楽しみをまったく味わったことがない。おそらくこれからも味わうことはないだろう。・・・これは私たちの生きている世界の裂け目を示している。カカオの実を収穫する手と、チョコレートに伸ばす手の間の溝は、埋めようもなく深い。」(本文より) 内容(「BOOK」データベースより) カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない。児童労働、政府の腐敗、巨大企業の陰謀…チョコレートの魅惑的で危険な世界へ。気鋭の女性ジャーナリストが徹底取材した、今なお続いている「哀しみの歴史」。 著者について 著者:キャロル・オフ ジャーナリスト。ユーゴスラビアの崩壊からアフガニスタンでのアメリカ主導の「対テロ戦争」まで、世界で数多くの紛争を取材、報道している。アフリカ、アジア、ヨーロッパについてのCBCテレビ・ドキュメンタリーで数多くの賞を受賞。他の著作に、The Lion, The Fox And The Eagle(『ライオンと狐と鷲』)、The Ghosts of Medak Pocket: The Story of Canada’s Secret War(『クロアチア・メダック村の亡霊―カナダPKO部隊の知られざる戦争』)。後者は2005年ダフォー賞を受賞。 訳者:北村陽子 東京都生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒。共訳書にS・ペレティエ『陰謀国家アメリカの石油戦争』(ビジネス社、2006年)、H・ジン「怒りを胸に立ち上がれ」(『自然と人間』2005年2月号)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) オフ,キャロル ジャーナリスト。ユーゴスラビアの崩壊からアフガニスタンにおけるアメリカ主導の「対テロ戦争」まで、世界で数多くの紛争を取材、報道している。アフリカ、アジア、ヨーロッパについてのCBCテレビ・ドキュメンタリーで数多くの賞を受賞。The Ghosts of Medak Pocket:The Story of Canada’s Secret War(クロアチア・メダック村の亡霊―カナダPKO舞台の知られざる戦争)で2005年ダフォー賞を受賞 北村/陽子 東京都生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
チョコレートの真実 [DIPシリーズ]の詳細
本のタイトル : チョコレートの真実 [DIPシリーズ]
作者 : キャロル・オフ
ISBN-10 : 4862760155
発売日 : 2007/8/27
カテゴリ : 本
ファイル名 : チョコレートの真実-dipシリーズ.pdf
ファイルサイズ : 27.98 (現在のサーバー速度は20.49 Mbpsです
以下は、チョコレートの真実 [DIPシリーズ]に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
物が収穫・生産される現場で実際に起こっている、残酷な背景についての情報は、20年ぐらい前から耳にしていた記憶があります。しかしながら、残念ながら多くの日本人は、「児童労働」「人身売買」「労働搾取工場」の存在どころかそういった単語も知らずに暮らしてしまっています。カカオ農園だけでなく、バナナやコーヒー豆、コットンの農園、ファストファッションの衣類やアクセサリー・雑貨の製造工場、宝石やゴールドの採掘現場などでも、同じような事例の報告が後を絶たないと聞きます。最悪の場合、子ども達が学校にも行けず、幼児性愛者の相手をしたり、戦場に兵士として売られて銃を持たされて人を殺さなければならない・・・日本に住んでいると想像しがたいそんな間違いが、今この時も起こっています。物を買う側として、児童労働や人身売買とかかわりのないことが認証機関によって証明されているフェアトレード品を選ぶという選択肢がありますが、それをしない人たちにも、ほんの少しでいいから“心配・気にかけ”を、物を作っている人たちに向けてほしいです。野菜を買う時、それらの産地はどこか・農薬はどのくらい使われているのかといった、自分の身の安全を心配したり気にしたりする人なら、相手のことにも目を向けられるはずです。
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